IKEMA Orders Board of leather shoes 2016.3.26-28 Capanna Di Cipolla

山口市の山深い工房で創られる“道具としての靴”を提案するブランド

『IKEMA』の受注会が下関で開催されます。

今回は、そのイベントの登場人物3人の物語を少しご紹介致します。

 

【イベントの詳細は下記Facebookイベントページで!!】

https://www.facebook.com/events/187662474941509/

 

日時:3/26(sat)~3/28(mon)  11:00~19:00

*3/27(sun)には、『Karowto Coffee』古澤 譲治 コーヒー

*3/28(mon)には、『かなたに園』金谷 研 日本茶

のお2人が受注会イベントに登場し『靴』 ×『飲物』の世界を演出します。

 

場所:salon hōga

下関市細江町2-2-10 capanna di CIPOLLA 1F

TEL083-227-4811

 

『IKEMA』

 http://ikema.petit.cc/

 https://www.facebook.com/IKEMA-260525540788868/?fref=nf

IKEMA Orders Board of leather shoes 2016.3.26-28 [EVENT]

IKEMA

Takayuki Ikema

IKEMA shose
3days
3/28

金谷園

Japanese tea
3/27
Karoto Coffee
coffee produced by POTATO MEGANE

靴職人になるまで

沖縄の離島・伊良部島で、実家が民宿だったんで、高校卒業後に、浅草の寿司屋さんに修行に行ったんですけど、

本当は美大行って、絵や写真とかをやりたかったんです。

 

でも寿司屋では、色々な事に気付く事が出来ました。五〇年前のシュロの箒がまだ現役で使われてて、それで畳を掃くとツヤが出るとか、ねじり鉢巻にしてる手ぬぐいが汚くなってきたら、ふきんにしたりダスターにしたり、最後は座布団に入れたりするとか。

 

だから、人が多いだとか、都会だとかよりも、そっちの方が凄いカルチャーショックで。

伊良部島のお爺ちゃん達がものを大事にしてるのが、見えてなかったんですよね。だから、そういう生活をしたいなと思ったのが、十代の終わり頃。

 

その時出会った、靴職人さんも何人か居て、靴工場の知り合いとか、あれは、影響がデカかったですね。

 

でも、古着が好きだったんで、寿司屋を数年やったあと、代官山の古着屋さんに就職して。それから、裏原系のブランド・葬儀屋・警備員・新聞配達・飲食店etc.

 

一生懸命やって短期間である程度任される迄のポジションまでは行くんですけどね。とにかく飽きっぽかった。

その内、お米の会社で腰を痛めて歩けなくなったのをキッカケに島に戻りました。腰が完治した後は、沖縄で介護の仕事・居酒屋・映画館の映写技師なんかもしました。

その後、再建に関わった居酒屋を買い取って経営し始めました。

もうその時には、靴職人になろうと思ってましたけど。

 

その頃は、色んな有名な靴を分解してました。

草履も作ってたし。

寝るヒマない位忙しかったですね。

 

そんな時に、宮古島で、古い物件を見付けたんで、自分で改装して“いけま商店”っていう雑貨屋を始めました。

いきなり靴を作っても売れないだろうと思ってたんで、

国内外の職人さんが手で作っているものを集めた雑貨屋さんを作って、その中に、靴の工房を作って始めました。

 

昼は、雑貨屋、夜は居酒屋で、二回程倒れましたね(笑)

その内、サンダルを作り始めたら、これが売れました。

全盛期は、月に百足以上売ってましたね。

今でもその頃作ったサンダルの修理依頼が来て修理をしてます。

師匠は“靴”

靴と足

Q)靴を作ろうと思った時に、師匠は居なかった訳ですよね?

 

有名なワークブーツから、イギリスの有名な靴まで、日本の有名な靴作家さんの靴とか沢山の靴をばらしている内に、段々がっかりする事の方が多くなってきたんです。

 

こんな素材を使うんだみたいな。

 

この素材を使って、この値段で出せるんだなとか。

 

だから、

『自分は一番良い素材で、自分の出来る範囲内でやろう』

と決めました。

 

革を安くすれば、安い価格で提供出来るものは出来るかも知れないけど、『楽しくない』んです。

 

足の型を取ってそのまま作れば良いってものではないんです。

靴を見てお話しすれば、好みが分かるんですよ。

男性は、絶対1,2センチ大きく履いてるし。

履いてるメーカーの好みで結構変わるんで。

 

Q)じゃあ、履いてる靴とかも見てるんですか?

 

はい。すごい見てます。

普段から、仕事に関係無くても見てます。

あーあの時、あれ履いてた人ですよね。みたいな。

たまに、気味悪がられますけど(笑)

 

Q)街で自分の靴を履いてる人を見るとどうなるんですか?

 

怖くなる(笑)

テンションが上がるっていうか、こんな所にいちゃいかんと制作意欲が湧く感じですかね。

生活の道具となるような靴を作っています

Q)道具ってキーワード、それが一番根っこにある?

 

そうですね。道具っすね。

ブランド化しない様にという意味も有ります。

マークは有るんですけど、靴にはマークや名前入れてないですから。

 

Q)ブランド化しないって言うのは?

 

大きくしない。まぁブランド化ですよね。

 

Q)IKEMAの靴だから買うって事では無いって事ですか?

 

そうですね。

ブランド化って、値段をつり上げる為の謳い文句みたいな感じもするんで。

 

それでも、ウチの靴って、普通のブーツと比べると高いって思われるかも知れないんですけど、下げようと思えば、バンバン下げれますよ。使ってる革の質と使ってる部材の質をバンバン下げれば良いだけの事なんで。

1枚の革で靴を作る意味

Q)1枚にしてるのは、強度の為なんですか?

 

強度ですね。只、コストは、倍上がります。実は。

細かく分けた方が、取るロスが全然無くなるんです。

1枚はロスが非常に大きい。

さっき取った革で、もう1足作れる分くらいロスが有るんです。

 

でも、やる価値はあるな、と思ってます。

やっぱりつなぎ目が無いんで、当たらないんですよ足に。

で、つなぎ目が無いんで、そこが強いんですよ。

 

1枚の革の中でも強い所、柔らかい所など場所に依って、特性があるので、ロスは大きいです。

他のメーカーだと、別の革からパーツ取ったりするんで、色や質感が変わるんですよね。

 

僕は、大体1枚から、取る様にしてます。

結構大事なんだけど、してない人も居ますけどね。

贅沢だけど、やる価値はあるんで。

 

引き算で辿り着いたカタチ

Q)池閒さんが作る靴の最終形みたいなのは有るんですか?

 

中の細かい作り込みとか、使う素材は、良いのが有れば、バンバン使うんですけど、

形としては、結局僕が今作ってるのは、昔、ヨーロッパの300年前の靴を見た時、『あ、これで良いじゃん』って思ったりして、それの革を厚くしただけです。

 

だからマイナス、マイナスだけですね。

それで一枚革になったし。

 

で、もう一個のプロダクトも、それがアメリカ行くとワークブーツが発達して、ああいう形になるんですよ。

 

ヒモが多くてザクッと。

あの形って、色々調べると、例えばコンバースのオールスターもあの形だし。実は。

 

履きやすいんですよ。ヒモが調節しやすくて。

で、それを落とし込んでるだけですし。

ホントそれだけなんですよ。

自分が履くのは、それ位かな。

この形も一緒なんですよ。言ってしまえば。

 

只、ナイロンとか色々使う為に、革が1枚2枚3枚4枚って分かれてるだけで、僕は、それを全部くっつけて1枚にしてるだけなんです。

 

Karowto Coffee

Joji Furusawa

3/27 sun
Coffee

ポテトめガネに入るまで

Q)ポテトめガネに入るまでの経歴を教えて下さい

 

美容師の専門学校に行くために福岡に出て、卒業後、結局カフェで働くことになって、五・六年そこには勤めましたね。

 

それから、山口県のコーヒーロースターに移って、そこでは四年位ですか、海外への豆の買い付けにも同行させてもらったり、バリスタの競技会の審査員プログラムを受けて、実際に審査員をさせてもらったりと、良い経験をさせてもらいました。

 

ポテトに入る前は愛媛のコーヒーロースターで少し働かせて頂きました。

 

 

Q)コーヒーを淹れる技術はお店で教えて貰えるものなんですか?

 

コーヒーの技術は全部独学です。

お店で何か教えてくれる訳じゃないんで。

 

僕がバリスタやりたいって思うきっかけになった人が鹿児島にいらっしゃるんですけど、

その人のセミナーを受けに鹿児島まで個人的に行ったりとかしてました。

 

あと、結構色々、自分で試す派なんで、自分なりに検証したりはしています。

 

 

Q)ポテトめガネに入るまでは、ずっとコーヒーの世界でと思ってたんですか?

 

いえ、こだわりは無かったですね。コーヒーは自分の人生の一部になっちゃってるんで、仕事としてしなくてもずっと続けるつもりでした。

 

ポテトめガネにはお客さんとして何度か来たことがあって、興味はあったんです。

で、愛媛に居る時に、家の都合で戻らなくてはならなくなって、そのタイミングでまたポテトめガネが求人を出してていたので、面接を受けて採用となったんです。

“コーヒーの甘さ”を

      感じて欲しい

Q)Karowto Coffeeの味って言葉で表現するとどんな感じですか?

 

コーヒーって温度変化の中で味わいが変わっていくんですけど、一貫して甘味を感じることができます。

単純にコーヒーは苦い物っていう先入観を取っ払って欲しかったんです。

いろんなコーヒーを知ってもらうための入り口になるように、味づくりをしました。

 

Q)バリスタという職業に対してどう思われてます?

 

ソムリエみたいに、もっと認識されて良い職業だと思ってるんですバリスタって。

 

食べ物に合わせるとか、好みに合わせるとか。

 

実はコーヒーってワインに近い部分がかなりあるんです。 でも知識があってコーヒーを美味しく淹れるってだけじゃなくて、接客だったりサービスってものすごく大事だと思うんですね、だからプロのサービスマンだと思ってます。

豆に対しての想い

Q)豆や焙煎に対してもこだわりが強い?

 

そうですね。コーヒーの栽培ってものすごく大変なんですよ。

 

産地を見たり焙煎もしてきたので、ロースターの思いや、どういう風に豆がお客様のところに来ているかという事は伝えないといけないと思うんです。

 

今は信頼できるロースターにお願いしてますが、今後は焙煎もしていきたいと思ってます。

カロウトコーヒーとは

[Interviewer]Tsugu

[Photo&Editor]YASUMURO

テイクアウトのコーヒー屋。

ポテトめガネの中にあります。

狩音山(カロウト山)の裏手にある東山瀬水系の湧水で淹れているので「カロウトコーヒー」です。

https://www.facebook.com/karowtocoffee/

 

Kanatanien

Ken Kanatani

3/28 mon
Japanese Tea

“お茶”の新しい魅せ方

Q)デザインとか焼き物とか色々やられてますよね?

  今後、その辺とお茶を絡めてやろうとは思わない?

 

やっぱり、今考えているのは、お茶のパッケージングなんですけど。

 

現状のパッケージデザインは、年配の方には馴染みが有って、良いとは思うんですけど、割と賑やかな感じで、『ザ・お茶』という感じのものが多いですね。

 

そういうデザインは、若い人達にはちょっとダサく感じるので、オリジナルで作っていこうと思ってます。

 

 

Q)若いユーザーを取り込もうとしてるんですか?

 

そうですね。でも年配のお客様も多いので、違和感を感じさせてしまわないように、その辺はバランスを取りながらという形になると思いますが。

 

そういう意味では、今回の様なイベントに参加させて頂くという事はありがたいです。

 

お茶ってどうしても、コーヒーとは違って、そこまで多く飲む感じではないんですよね。

湯飲みくらいの量で飲むので。

まぁペットボトルで飲みますけど、そこまで大きいトール型のサイズの紙コップで飲みにくいというか。

 

それでは、美味しさが多分、伝わりずらいので、あの湯飲みくらいのサイズっていうのがあったんで、

そこまでお茶の人達が、他のイベントに出て、お茶を提供するっていうのが無かったんだと思います。

 

だから、今後は、出来るだけ、イベントにも出て行ければ、新しい層にも繋がるかなと。

 

若い人にホントに煎茶というお茶の美味しさっていうか、ホントに甘みがあってうまみが有るって言う事を分かり易く飲んで頂く事が出来れば違うと思うんですけど。

 

お茶の価値がコーヒーに並ぶほどに付加価値がついて、只、家の食事の後に飲むだけじゃ無い様なものに持って行けたらという事は有りますね。

星野村産へのこだわり

カフェスペース

Q)星野村のお茶をメインに扱ってるという事ですが?

 

緑茶に関しては100%そうです。

星野村 星野製茶園さん。

 

八女市の奧の方、山の方にですね、一番茶畑に適した所があるんですけど、本当もう奥の奧、奥八女って言われる所です。

 

工場自体がそこにあるので、お茶を摘んで、すぐに加工出来る環境が整っていますから、

品質は、八女の中でも良いと思います。

八女地区でも、星野村は結構茶畑の範囲が広いので。

 

 

Q)八女の星野村っていうとお茶好きの中では知られてる?

 

そうですね。

福岡県内から、星野村へわざわざ買いに行かれる方もいらっしゃいます。

八女市内からでも結構遠いんですけど。

 

寒暖の差が激しくて、霧が出やすいなど茶畑に適した場所ですね。

Q)お店にカフェを併設されてますよね?

  ライブ出来る機材なども揃えられてる様ですが?

 

楽茶房(がくさぼう)というカフェ&ライブスペースです。

カフェでは、母の方になりますが、お茶教室などもやっています。

 

あとは、2ヶ月に1回くらいのペースで、外からミュージシャンを呼んでライブなどもやってます。

 

他にもフリースペースとして貸し出しもしてますね。

かなたに園

[Interviewer]Tsugu

[Photo&Editor]YASUMURO

イベント会場:salon hōga

下関市細江町2-2-10 capanna di CIPOLLA 1F

TEL083-227-4811

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